展覧会の絵』 アバド&ベルリン・フィル(管弦楽版,91hdiRPsUkL._UF350,350_QL50_.jpg,hqdefault.jpg,3123f728ab7a06ae7fb3c501126925,Ravel: Complete Piano & Orchestral Works / ラヴェル:ピアノムソルグスキー\r①組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)\r指揮:クラウディオ・アバド\rベルリン・フィルハーモニー管弦楽団\r録音:1993年(デジタル/ライヴ)\r\r②組曲『展覧会の絵』(ピアノ版)\rアナトール・ウゴルスキ(ピアノ)\r録音:1991年(デジタル)\r\r鋭敏なリズム感と豊かな歌心に満ちたアバドの指揮が、ベルリン・フィルからめくるめく音の絵巻を引き出している『展覧会の絵』。伸びやかで勢いがあり、堂々たる横綱の演奏。ベルリン・フィルの合奏精度も手伝って、音がより精緻さを増し、柔らかい音色はため息がでるほど。描写力の凄みと絵画が次へ移行する楽しみを与えてくれる演奏。\r\r音楽評論家:宇野功芳氏\r「展覧会の絵」は、アバド/ベルリン・フィルが美しい。「小人」など、もう一つ悪魔的な要素もほしい気がするが、他の9曲はいずれも描写が雄弁であり、録音も優秀、ラヴェルの管弦楽法の魅惑も十全だ。たとえば「テュイリーの庭園にて」の緩急自在にテンポを動かした語りのうまさ、「ババ・ヤガの小屋」における生々しい迫力とスケールの大きさはまさに最高、そのほか「ポーランドの牛車」の心のこもったカンタービレと低弦の意味深さ、盛り上げの立派さ、「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」における二人のユダヤ人の描き分けなど、それらが見事な音楽性をともなって表出されるところがすばらしい。\r\r50歳にして鮮烈なドイツ・グラモフォン・デビューを飾ったウゴルスキ。この≪展覧会の絵≫での、かつて耳にしたことのないほどの新鮮さと強烈な刺激、そして数々の発見にあふれた演奏は、まさに“衝撃”。そしてその驚きと発見は私たちに音楽の真の悦びを与えてくれます。テンポや強弱が一般的な演奏とはかなり異なりますが、明晰で多彩な音色でのダイナミックな演奏の素晴らしさはことばでは表現できないほどです。きわめて遅いテンポ、弱音ではじまるプロムナードなど、弱音に細心の注意を払ったユニークな演奏。ロシア的というよりも印象派風の「展覧会の絵」、譜面の強弱の指示に囚われない独特の境地の不思議な演奏です。エンディングに近づくにつれ、ピアノの弦が震える感触まで聴き取れ、迫力満点です。\r\r国内盤【廃盤】帯付き、盤面傷無し\rバックインレイうすいシミあり\r\r*まとめ買い値引き致します(要事前コメント)